大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院修了。文化庁新進芸術家海外研修制度により、ドイツ・シュトゥットガルト美術大学に客員研究芸術家として滞在(2021-2022年)。大阪市「咲くやこの花賞」受賞(2017年)。自身の存在を軸に世界を知覚するべく、独自の方法で描かれた絵が溶けていく作品など、世界の不確かさについての感覚を視覚化する作品を制作する。近年「イメージが消失する」という表現がもたらす感覚や思考をより深め、記憶や時間といったモチーフや時間概念の興味など、現代宇宙論から着想を得た「マルチプル・ライティング」というアイデアを展開する。主な展示として、「DOMANI・明日展 2022–23」(国立新美術館、2022-23年)、「LINKING TRANSFORMATIONS」(Stadtgalerlie Kiel、ドイツ、2020年)、「アイチアートクロニクル1919-2019」(愛知県美術館、2019年)「未見の星座」(東京都現代美術館、2015年)、「VOCA展2013」(佳作賞/上野の森美術館、2013年)、「現代絵画のいま」(兵庫県立美術館、2012年)など。大阪府と愛知県を拠点に活動。
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