1986年兵庫県生まれ。人間の意識、痕跡や記憶、それらを想起させるような彫刻作品を制作している。近年は街中に残された落書きを木彫へと、立体的に再構築するシリーズを中心に展開している。世界中をGoogleストリートビューで執拗に移動し、落書きを探し出す。そういった匿名性の高い平面的な落書きの重なりから、奥行きへとイメージを広げ、木彫へと置換する。場所の持つ記憶をリサーチし、映像や写真などのメディアも組み合わせたパフォーマンスやインスタレーションとしての発表も増えている。 主な展示として、「BankART Life7 UrbanNesting:再び都市に棲む」BankART Station(2024年/神奈川)、「まちのことづて」A-LAB(2023年/兵庫)、「Frieze seoul 2023 -フォーカスアジア- 」 coex(2023年/ソウル)、個展「34°40’33”N135°29’55”E」Marco gallery(2022年 / 大阪)など。
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